教えて！挨拶状のお約束

あけましておめでとうございます。新人ネコくん、アニマル製紙の山本さんから挨拶状が届いてたよね。今年から本部長に着任したようですよ。

そう、メールでもいいのにわざわざ手紙で送ってくれる。
それくらい大事なお知らせってことだね。今日はそんな挨拶状の話だよ。

挨拶状は基本的に頭語（とうご）、時候の挨拶、本文、結語（けつご）と進んでいくよ。

頭語である「拝啓」には「敬具」を結語に、頭語を「謹啓」にしたら結語は「謹言」といったように、頭語と結語には決まった組み合わせがあります。

よく使うものだけでも覚えておくと便利ですよ。

「私儀（わたくしぎ）」と読むよ。
『私事で恐縮ですが…』という意味を込めて少し小さめにする場合もあります。

挨拶状には句読点を原則的には使わないようにしています。

句読点は読みやすくすることで相手を子ども扱いしていると捉えられる可能性があるからとか、「縁を切る」ことを連想させて縁起が悪いから、などの理由から避けられるみたい。

英文の挨拶状には米国版と英国版があり、それぞれルールが異なるようです。

なにかと決まり事の多い挨拶状ですが、マナーとは「相手を想う」ためにあるものです。
このような「お約束」を守ることで、より相手に対する敬意が伝わるといいですね。