こんにちは、ユニット制作課です。
DTPオペレーターの主な業務は、印刷物のデータを作成・編集し、印刷仕様に合った形に仕上げることです。
近年ではDTPで制作したデータをWEBに流用することも多く、DTPとWEBのルールの違いについても対応できるオペレーターが求められています。
印刷に関する基礎知識を押さえておくのはもちろんのこと、DTPソフトや印刷機もどんどん進化しているので、オペレーターは柔軟に対応できるスキルを磨き続けなければなりません。
DTPオペレーター スキルアップへの道
そもそも、スキルアップってナニすればいいの?
私は以下の3点について常にアンテナを張っています。
1. デザインソフトの習熟度を高める
DTP業務で必須のAdobe InDesign、Illustrator、Photoshopのスキルを磨くため、アップデート情報をチェックしながら効率的な作業を身につけることが大切です。
2. 印刷と製版の知識を深める
オフセット印刷、デジタル印刷、特色印刷などの違いや、トンボ・塗り足しの設定など、印刷の基本を理解することでトラブルを防ぐことができます。印刷に適したカラーモード(CMYK)や、適切な解像度(300dpi以上)の設定を理解し、色ズレや画質の劣化を防ぐスキルを身につけましょう。
3. 業界のトレンドを把握する
DTP業界は日々進化しています。デザインのトレンドや最新の印刷技術について情報収集し、柔軟に対応できるスキルを磨きましょう。
じゃあ、それってどうやって磨いていけばいいの?
今回は将来印刷・デザイン業に携わりたい方へ、私がスキルアップのため行っていることをご紹介します!
おすすめスキルアップ方法
スキルアップ法その1:先輩に教えを乞う
実践的な知識や経験を直接学ぶことができるので、効率的な作業フローやトラブル回避のコツを習得できることが一番の利点ですが、反対に先輩のスタイルに影響を受けすぎる可能性があり、依存しすぎると自主的な学習の機会を逃すことにもなりかねません。
先輩に頼りきりになるのではなく、自分でも調べてみることで「こんな便利なやり方を紹介してました!」「この動画のここがわかりにくくて…」とか、疑問点をはっきりさせることで先輩への質問もスムーズになるかも。
スキルアップ法その2:本を読む
ソフトを触ったことがない!くらいなら初心者向けの書籍を読むことで基礎知識は身に付きます。
「内容が今の自分のスキルに見合っているか」が本選びのポイント。
ただ、書籍は発行当時のバージョンで説明が書かれているため、最新アップデートに対応した操作を知るには少し時間がかかります。
スキルアップ法その3:動画を見る
最新の情報をイチ早く知りたいなら、配信動画やネット記事を読むのがおすすめです!
DTP Transit
DTP Transitさんが主催されているYouTubeライブは当日視聴無料!
年末に行われる「朝までイラレ」は有名デザイナーが勢揃いして有益な情報を次々に・朝まで配信してくれます!
さすがに全編集中しては聞いていられないので、有料のアーカイブ動画を見返してデザインの「今」を知るようにしています。サイトでの更新の他に各SNSでもお知らせしてくれる。
会員登録不要なのも嬉しいポイント。
スキルアップ法その4:セミナーや勉強会に参加する
「印刷 セミナー」とかで検索すると様々なセミナーが催されていることがわかります。
代表的なのは先に挙げたDTP Transitさん主催のオンラインセミナーや大阪DTPの勉強部屋とか。
RICOH機を使用している場合はRICOHさんが主催・参加されているセミナーに参加・視聴すると機械の扱い方を教えてくれる講座があり、印刷の知識を深めることができてとても便利!
データの作り方のような初心者向けのものもあるので、大変お世話になっております!!
スキルアップ法その5:イベントに参加する
紙を扱うイベントや企業向け展示会に赴くのも、その時の最新機種の話や他社さんのお話を聞ける大切な機会なので、「なにかしら学びを得るぞ!」という気持ちで参加しています。
名刺交換でもできればこちらのことも知ってくれるかもしれないし。
まとめ
DTP業界は日々進化しています。
柔軟に対応できるよう、デザインのトレンドや最新の印刷技術について情報収集し、常に「学ぶ姿勢」と「好奇心」を保ちたいですね。
更に最近では、今までの手法が新しい手法で表現できるようになったり、加工機やデジタル印刷の世界も大きく進化しています。
失礼いたします。