教えて!圧着はがきと郵便法

今では、珍しくない圧着はがきですが、郵便法に適合していない物がたくさんあります。

今回は、後糊UV圧着はがきV型・Z型について考えてみます。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

よろしくお願いします!

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

よろしくお願いします。

ときに新人ネコくん、圧着ハガキは受け取ったことはありますか?

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

あ、はい。圧着ハガキって、料金支払いの他にもキャンペーンのお知らせとかが

届いたりします。上手く開けられると気持ちいいですよね。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

そんな圧着ハガキは郵便法っていう「お約束」のもと作られているんですよ。

今回はどんな決まりがあるかを振り返ってみましょう!

<はがきの定義>

短辺:90mm以上107mm以下 長辺:140mm以上154mm以下 重量:2.0g~6.0g V型は、郵便はがきの表記がある方がはがきとみなされ、2.0g必要且つ、全体で6.0g以内Z型は、真ん中部分がはがき(郵便はがきの表記が必要)とみなされ2.0g必要且つ全体で6.0g以内

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

そういえば、文具店にある大きなポストカードって63円じゃ送れなかった気がする。

それは「はがき」としてのお約束から外れてしまうからなんですね。

重さも2g以上って決まっていることまでは知りませんでした!

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

そうそう。

V型は、通常、四六判<110>~<135>を使用するので、

大きな問題にはなりません。 問題は、Z型です。

-----------------------

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

Z型だとなにが問題なんですか?

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

全体の、重量を6.0g以下とするため、四六判<90>の用紙が

よく使用されますが、真ん中のはがき部分が短辺、長辺を最大としても、

用紙の重量が約1.72gにしかならないんですよ。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

あれ?2gより軽くなっちゃう。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

従って、四六判<90>を使用した時点で、郵便法をクリアできなくなります。

正しくは、四六判<110>を使用して、横:100mm+105mm+100mm縦:150mmで

5mmズラシにすると、真ん中のはがき部分は、約2.01g はがき全体では、

約5.85gになります。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

加工方法によって適した厚さを選ぶことが大事なんですね!

<圧着はがきのルール>

Point1:郵便はがきとして認められるのは、はがき本体を含め3層までです。Z型圧着はがきの上下の圧着部分はシールとの認識です。
Point2:V型圧着はがきに、宛名シールを貼る事は問題ありませんが、Z型圧着はがきに宛名シールを貼ると4層になるため、本来なら直接、宛名印字が必要となります。

郵便法をクリアしていない、圧着はがきは、非常に多く出回っていますが、正しい知識として覚えておいてください。

L型圧着はがき(往復タイプ)について

短辺:90mm+90mm以上 107mm+107mm以下 長辺:140mm以上154mm以下 重量:4.0g以上~12.0g以下

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-07-300x300.jpg
ベテランイヌ

圧着できるのは往信部で、返信部に圧着すると、はがきとは見なされません。また、往信、返信を切り取るための、ミシンを入れる事はできません。

用紙は、四六判<135>を使用し、短辺:100mm+100mm、長辺:150mm位が好ましい。

<おまけ:用紙の厚さについて>

基本的に用紙は、厚みでの表示は行いません。すべて重量表示になります。 坪量(米坪):1平方メートル当たりの1枚の紙の重量。 g/㎡で表示
連量:一定の規格寸法の用紙1,000枚の重量。 Kgで表示  1,000枚を1連と表示。一般的に、四六判(788mm×1,091mm)の1連の重量が基準となります。

https://unit-web.co.jp/wp-content/uploads/2023/10/NEWS-圧着ハガキと郵便法-06-300x300.jpg
新人ネコ

大手メーカーでは特別に許可を取った例外商品もありますが、ユニットでは日本郵便の規程に沿った製品を基本としています!