「もちもちクッション」「さらっと快適インナー」「ふかふか毛布」……
そんなキャッチコピーと共に、サンプルを触ったりすることってありますよね。
本屋さんでも、凸凹した印刷や紙、加工には人を引き寄せる力があります。
しかし、『価格が見合わない』『納期が合わない』『数量が合わない』といった理由で加工を断念することはありませんか?
今回は本来の加工「っぽい」印刷や加工技術についてご紹介します。
エンボスっぽい【擬似エンボス】
エンボス(加工)って?
別名浮き出し加工とも言いますが、マグネシウム製の凹版と樹脂製の凸版の1セットを用いて紙面に凹凸をつける加工です。
紙より上に出す加工を「エンボス」、下に凹ます加工を「デボス」といいます。
従来のエンボス加工は印刷後に加工工程を必要とします。
そのため費用や納期がかかるのですが、そこで紹介したいのが擬似エンボスです。
従来のエンボス加工は印刷後に加工工程を必要としますが、擬似エンボスはUVオフセット印刷のワンパスで即仕上り。
そのため短納期・低コストながら、エンボス加工「っぽい」付加価値を付けることが可能です。
特色っぽい【クリアトナー風印刷】
黒い紙にスミで印刷してクリアトナー風に刷ってみました。
このように、用紙に似た色で印刷することによって、トナーが乗った部分だけがツヤツヤするためまるでクリアトナーが乗っているように見えませんか?
白い紙にはこの手法は通用しませんが…また新たな印刷の楽しさに気付きました。
番外編-プロセスカラーで金っぽく印刷したい!
プロセスカラーでも似た色が作れないか試行してみました。
特にコート紙のような光沢のある紙だとそれらしく見えるかも。
※日々の機械の調子や環境によって見え方が異なることがあります。(画像は昼白色の蛍光灯の下で撮影)
RICOH C7500 Proの特色トナーには金・銀もあります。
特に銀トナーは反射の仕方が全然違う!
ネオンピンクトナー使用でプロセスカラーのみでは表現しにくい金赤もできます。
他にも特色を使用した印刷物についてのご相談やデザインの依頼などお気軽にお問い合わせください。
失礼いたします。